NPO法人 教育ルネッサンス

不登校って何?

《欠席》と《不登校》どう違うのか?

  • どっちも学校を休むという言葉で同じです。
  • 欠席でも長い欠席で学校に行かない・行けないことを不登校と言っています。
  • 文部科学省では、「年間30日以上の長期欠席者のうち『何らかの心理的、 情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくてもできない状況にある状態』」 (1998年発表)を不登校の定義としています。
  • 上記の定義から分かるように、現在は「不登校」=「学校嫌い」だけではありません。 不登校にはごく僅かな人数ですが病気による長期欠席(身体的要因)、経済的な原因による欠席(社会的要因) なども含まれています。

☆不登校の理由を、
  『心の病い』 『怠け』 『逃避』 『弱い』 『甘え』 『ワガママ』 『異常』
  という偏見を持って見ている人もたくさんいます。
☆でも、
  「みんなが学校に行ってるから」 「学校は絶対行くものだ」 という多数の意見に、
  自分自身でも学校に行っていないのは「普通じゃないことだ」と思っているかもしれません。
☆日本では学校や学歴を、
  「重大」なことと考えている傾向が強いため、学校に行っていない子どもに対する見方がとても
  否定的になっています。

 結論!!
★ 不登校は病気でも何でもないのです。
★学校に行かなくても行けなくてもダメと思ったりする必要はありません。
 

不登校の数

文部科学省の2002年度の統計では、小・中学生(国・公・私立)で、13万1,211人が不登校という結果が出ています。(これは平成14年度の1年間で30日以上休んだ児童生徒)
1975年より、20年増加の一途でしたが、今回の調査ではじめてマイナスに転じました。
ただし、保健室や適応指導教室、相談所に行っていれば出席になる場合もあるため、実際は、この数字より、4〜5倍はいるのでは、と言われています。
また高校は義務教育ではないので不登校とは言いませんが、高校中退数も年間10万人を超えています。

不登校になるきっかけ

  • いじめ
  • 先生がこわい
  • 友達にシカトされた
  • 部活がきつい
  • 学校の雰囲気が息苦しい
  • 「宿題が終わってないから行けない」
  • 「テストの結果が悪くなって行きづらい」
  • 「友達も先生も好きだけど何か行く気になれない」
  • 「わからないけど学校に行くと気持ちがわるくなる」
  • 「人がいっぱいいる所は嫌いだ 」
 などさまざまなきっかけがあります。

  • 「行きたくないから行かない」
  • 「行こうとしても行けないから行ってない」

あるいは、「理由がないけど行かない」という子どももいます。

何も理由のない人は、「なまけものだ」とか「ずる休みじゃないの」と他の人に思われるかもしれません。

●不登校になると、
 子どもを学校に行かせたい人、学校にこだわっている大人は、「なぜ?」「なんで?」
 と原因を詮索しようとします。
●今の学校が子どもにとって、楽しくないし居場所でもないし、個性をみとめてやっていくところでもない、
  ということが、大きな問題なのです。

文部科学省も、「登校拒否は誰にでもおこる」と捉えるようになり、現在不登校に対しての取り組みとして自治体の学校以外にも、 不登校児童生徒の支援をするNPO法人が学校をつくり運営していく法案も成立され実現に向け動き出すようになりました。

学校を休んでも大丈夫?

卒業とかできるの?

ほとんどできます。
出来なくてもいろいろな道があります。

学力が心配だが

「何かを学び取る力」と考えると、学校以外でも人生の至る所、生活の隅々でさまざまな体験をし、知り考えることのできる場所がたくさんあります。
自分で「これを知りたい。学びたい」というものに多く時間を割くようになれば学ぶ力は深まります。

進路はあるの?

不登校をしていてもいろんな人生はつくれます。多くの人たちが、自分の道を見つけて社会に出ています。 中学生の場合、高校に進学したい人は公立の受験だってすることができます。
不登校の割合は中学生で37人に1人と統計が出ています。都道府県でも不登校生徒への取り組みとして「不登校の生徒などを対象とした特別な選抜」を実施しているところもあります。

学校以外の場所

□適応指導教室、相談学級、ステップ学級、中間学級
不登校の子が通う教室で、目的は学校復帰にあり、原学級に戻ることをすすめられます。
学校内の空き教室を使用したり、独立の建物が用意されている場合もあります。
開校時間も毎日で朝から夕方までやっているところや、午後だけのところ、また週2日しかないところなどさまざまです。
もと学校の先生や校長先生がやっている場合が多いです。

□私立施設
フリースクール  ※子どもが主人公でやっていくのではなく、大人が取り仕切っているところもあります。
フリースペース
塾 ※学校は行ってないけど学習塾や習い事は好きだから行っているという子もいます
習い事
矯正施設
社会施設
宿泊施設

NPO法人立の救援校

やりたいこと、まなびたいことなど自分のことは自分で決めます。
時間がたっぷりあるので、誰にもじゃまされないで思いっきり取り組むことができます。他の子と会わせる必要はありません、自分のペースでできます。
だから、みんな違っていてそれでいいのです。
救援校は、子どもたちが「ホッ」とできる場所、子どもたちみんなが主人公の場所です。
 
プログラムや行事も、ミーティングで意見を出し合って決め、それぞれの子どもがやりたいことを教職員がサポートします。
中には「やりたいことがない」と思っている人もいるかもしれません。 
無理に何かをやらなくても、いろんな人と接して話しをしたり、いろんなプログラムや行事に参加したりする中で、自然に自分のやりたいことを見つけていくことができるはずです。

大勢しかも一度に何かを教えたり、やらせたり、ということはしません。授業も、参加する子どもたちと相談して、自分たちのやり方に合わせて進めていきます。
それぞれの子どもたちにとって、興味や感性、認識力やペースといった個性を大事にしていくことが大切と考えています。そして、自分自身もそれを大事にしながら、自分のやりたいことにたっぷり時間を使っていくことで、個性をつぶすことなく、興味深い世界を広げ深めます。

授業は、自分が知りたい、やってみたいということに取り組む時間です。これまでの授業とちがって、子どもでどんなことをどんなやり方でやるのかを決めます。
教職員はあくまでもアドバイス・サポートする立場で、子どもたちの考えを尊重します。

〜学校通信も子どもたちの手で〜
その月の予定表や、報告、特集、自由投稿など内容も子どもたちが考え、作成します。

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